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WDCポータル
国際科学会議(ICSU、現国際学術会議、ISC)のWDC (World Data Center、世界資料センター)のシステムは、1957-58年に実施された国際地球観測年(IGY)を機に、国境や分野に囚われることのない観測データの保全と共有を目指して設置された、国際的なデータセンター組織です。主として地球科学に関係したデータを扱い、2004年には50ヶ所のデータセンターが加盟していました(下図参照)。日本は地磁気、電離層、大気光、宇宙線、放射能、オーロラ、太陽活動、科学衛星の8ヶ所のWDCが設置されています。データセンター連携組織としてのWDCは、2008年に World Data System (WDS) に移行し、半数以上のWDCはWDSのメンバーに移行しましたが(日本からは地磁気と電離層の2WDCが移行)、設置基盤などによる制約から、WDSに移行していないWDCも相当数残っています。それらの大部分は所属機関におけるより包括的なデータセンター等の機能の一部として活動を続けていますが、研究分野の動向によって新規データの発生が無い場合は、WDCの規定に従って保存データが公開されています。データの参照には、以下のリンクをご利用ください。
国内WDC公開データへのリンク
WDC for Airglow (National Astronomical Observatory of Japan)
WDC for Aurora (National Institute of Polar Research)
WDC for Cosmic Rays (Institute of Space-Earth Environment Research, Nagoya University)
WDC for Geomagnetism, Kyoto (Kyoto University)
WDC for Ionosphere and Space Weather (National Institute of Information and Communications Technology)
WDC for Solar Radio Emission (National Astronomical Observatory of Japan)
WDC for Scientific Satellites (Institute of Space and Astronautical Science)
参考文献
Watanabe, T., WDC Activities in Japan, 2008, Data Science Journal, Volume 8, 24 September 2009
荒木 徹, ICSU世界資料センターの設立・発展と日本学術会議の役割, 学術の動向2012 年 17 巻 6 号 p. 6_20-6_23
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